カジノの運営企業が儲かっている仕組みです

カジノ解禁の話が日本でも高まってきています。期待する声が高いのは、経済効果には絶大なものが期待されるからです。税収も爆発的に増えますし、施設周辺地域の景気刺激にもなりますので、トータルとしては莫大な効果があります。カジノの事業者になるとの観測が出てくるだけで、その企業の株価が上がると言いますから、収益確保は確実視されていることとなります。ギャンブルを事業として展開している企業が儲かるというのは、どういった仕組みになっているからなのでしょうか。そもそも、ゲームそのものは、トランプやサイコロ、ルーレットなどのツールを使って行われるゲームの結果を予想して、それに現金をかけるものです。ほとんどのゲームは、人間が考えたり計算したりして結果が出るのではなく、偶然の要素で決まってしまいます。サイコロを転がして出る目は、単に偶然の産物にすぎません。ルーレットで玉が止まる位置も偶然の産物です。

片や、将棋や囲碁のようなゲームであれば、プレイヤーの腕によって結果が大きく変わってしまいます。このようなゲーム性の高さが特徴のゲームは、カジノでは取り入れられておりません。もし、将棋や囲碁のようなゲームですと、優れた能力を持ったプレイヤーが極めて有利になります。すると、強いプレイヤーが対戦にあらわれた場合、カジノ側が負けてしまう怖れが出てくるからです。ですから、ゲーム性があまりないもので、偶然が結果を決めてしまうゲームを提供しているのです。そればかりではありません。収支の部分でも、必ず運営側が有利になるような仕組みになっています。ハウスエッジや大数の法則、コンプなどによって、収支が確保されているからです。この仕組みがありますので、カジノ事業は基本的には損を出すことなく、むしろ高い収益を上げることが可能となります。

また、カジノでは客にプレイを積極的にさせるように心理的誘導と見られる仕組みが見られます。一般的なカジノ施設では、賭け金は現金ではなくチップを使うこととなっています。チップだと、明確な金銭感覚が薄れてくる気持があります。現金であれば、勝負を避けようと思っても、チップであれば思い切って投入してしまうことは、会場では頻繁に見られるところです。何よりも人間の心理として、勝負となると絶対に勝ちたい、負けるのはいやだと言う思いは、万人に共通したものです。そして、勝ちが続いてくると、もっと儲けたいと思い、引くことが難しくなってきます。逆に、負けがこんでくると、それを取り返したいと思って、撤退することなくずっと続けることが多いです。 このように、人間の心理をも計算した形で、運営側が儲かる仕組みができています。